教習所卒業したあとにも試験があります
自動車免許を取得するために通うのが自動車教習所ではありますが、その学校を卒業しただけでは自動車免許を取得することはできません。
指定自動車教習所の場合、在学中には免許取得に必要となる学科教習および技能教習をするとともに、仮免許試験(学科・技能)、本免許技能試験を受けることができます。
順番としてはまず第一段階の学科と技能教習をクリアしたあとに仮免許試験を受け、そこで学科と技能で合格をしたら路上教習を行い、その講習が全て終わったところで実際の公道で行われる本免許技能試験を受けます。
それら全てに合格をしたところで自動車教習所卒業となりますが、そのあとには自分で居住地もよりの運転免許センターに行き学科試験を受けなくてはいけません。
免許センターでの学科試験に合格をしたところでようやく全ての試験が終了になるので、そのあと講習を受けてその日のうちに免許の交付を受けます。
運転免許センターでの試験概要
指定自動車教習所の場合には同じ施設内で仮免許試験と本免許技能試験を受けることができますが、未指定自動車教習所の場合には何度か最寄りの運転免許センターに行かなくてはいけないこととなっています。
免許センターは実際に免許の発行や交付を行うための施設であり、一発試験など教習所を経ないで受ける運転免許試験を一手に行っています。
居住地が同じ場合その免許センターはそのあとも何度か利用することになるので、早めに場所を調べておくことをおすすめします。
試験は各都道府県ごとに行われますが、ほとんどが平日の午前・午後の二回に分けて行われます。
つまり最短合格をしたとしてもその日半日は必ず拘束されることになるということです。
一発で合格できればいいですが、もし午前中の試験で落ちてしまっても午後の試験で再チャレンジすることができます。
試験には試験料など費用が実費で必要になるので事前に確認をしておきましょう。
また運転免許センターは一般的に都市部から離れた郊外にあることが多いので、実際に移動するときにはかなり時間がかかったりします。
直通のバスなども多くの都市で出ているので調べておくと便利です。
初心運転者講習とは
そうして長い行程をへてようやく免許を取得をすることになりますが、取得後1年以内はかなり厳しく免許について点数が制限されることになります。
運転免許証を初めて取得してから1年以内に3点以上の違反をした場合などには初心者教習を受けなくてはいけません。
これは運転免許試験の再試験となるほどの難易度なので、このときに不合格になってしまうと免許取り消しの処分を受けてしまいます。
初心者のうちにはいろいろと遠出をしたくなるものですが、そうした罰則の厳しさをよく頭に入れて安全運転を徹底的に心がけていくようにしましょう。