どうして自動車運転免許を取りたくないのか
少し以前ならば、社会人になるなら運転免許は必須というようにも言われてきましたが、今ではあえて免許を取らないという選択をする若い世代の人も増えてきています。
確かに都内や関東・関西の都市部に住んでいる人では、特に無理をしてでも免許を取得しなくてはいけないという理由はないのかもしれません。
逆に都市部に住んでいると下手に車を持とうとすると維持費や駐車場代で家計を大きく圧迫してしまうので、持たないにこしたことはないというふうに考えたりもするようです。
自動車免許は取得するためには通常ならば数ヶ月の通学が必要ですし、難しい技能試験にパスをしなくてはいけなかったりします。
一度はなんとなく免許取得のための教習所に通ったものの、途中で忙しくなったり面倒になったりしてそのままになってしまったというような人もかなりいます。
ですがそんななくても大丈夫な時代になったからこそ、自動車運転免許を取得することのメリットを今一度考えなおしてもらいたいと思います。
自動車免許がないと困ることも
自動車は都市部に住んでいるときにはそれほど必要性を感じませんが、ちょっと地方都市に出かけたときにはかなりその便利さを身にしみて感じることになります。
というのも地方では移動手段がほとんど車ベースで施設が作られているので、車なしで移動しようとすると相当に苦労をすることになります。
一生都市部から動かないということならよいのですが、転勤や引っ越しで地方に行くことを考えたらできるだけ若い時期に取得をしておくのがよいと言えます。
また独身のときはそれほど利用機会はなくても、結婚して子供ができると何かと車が必要になる場面が多くなってきます。
塾や習い事などへの送り迎えもそうですし、大きな買い物をするときには車があるとないとでかなり便利さが違ってきます。
子育てをしていると近所の人と持ち回りで送迎をすることになったりもするので、そこで自分だけ免許がないとなるとちょっと困ったことになるかもしれません。
こんな便利な点もあります
自動車免許はあくまでも「自動車を運転するための資格」ではありますが、それを持っていることで他の生活の場面でもかなり便利になったりします。
例えば携帯電話の契約や銀行口座の開設時には、必ず本人確認ができる証明書の提示が求められます。
このとき自動車運転免許はかなり強力な効果があるので、一枚持っているだけで手続きがスムースに進みます。
反対に免許がないままでそうしたちょっとした手続きをしようとするときには、パスポートやその他の書類などを複数提示しなくてはならないなどかなりの手間がかかります。
最近ではかなり本人確認については各企業に厳しい基準が設けられるようになってきているので、相当の場面で身分証の提示を求められます。
運転免許証が身分証明書として高い効果を持つのは写真が添付されており、住所をすぐに確認できるからです。
同じ内容を示すものとしてはパスポートくらいしかありませんから、普段からおさいふの中にでも入れて持ち歩くことのできる運転免許証がいかに便利であるかは想像できるかと思います。
中にはそうした本人確認が面倒なので一番簡単な原付免許を取得しているという人もいるくらいなので、それだけでも免許取得のメリットは十分にあると言えます。