自動車免許の種類

なんだかんだで自動車免許は必要

バイクの免許を取得しようと考えている人のうち、おそらくほとんどの人は将来的には車の免許も取得したいと考えていることでしょう。

若者のクルマ離れとはよく言われていることではありますが、地方都市など公共交通機関の利便性が確保できないような地域においては、車はほぼ生活必需品として扱われています。

特に寒冷地においては自家用車がないと冬期間には満足に買い物をすることもできないというようなことにもなってしまうので、早い人では10代のうちから早々に取得をしてしまうということもよくあります。

自動車の免許はバイクに比べてかなり種類が多く、また中には一定期間実務経験がなければそもそも受験資格もないというようなものもあったりします。

これから自動車免許を取得しようとする場合には、どの免許が自分にとって一番適切かということを考えてから教習所を選ぶようにしましょう。

自動車免許の種類について

私達が普段「自動車免許」と呼んでいるのは正しくは「普通自動車第一種免許(普通一種免許)」とされるものです。

これは一般的に販売されている自家用車に乗るための免許であり、バイクのように排気量によって免許の区分がされるということはありません。

つまり軽自動車であろうが、3ナンバーのついた排気量の大きな自家用車でも普通一種免許があれば乗用をすることができるということです。

普通自動車免許で乗ることができる自動車の定義としては、「車両総重量5,000kg未満」「最大積載量3,000kg未満」「乗車定員10人以下」となっています。

それ以上の自動車に乗用する場合には、車両の大きさに従って中型免許や大型免許を取得しなくてはいけません。

普通自動車に話を戻すと、この免許にも二種類があり「MT車(限定なし)」と「AT車限定」となっています。

これは実際に車を運転している人をよく見ればわかるのですが、MT車とAT車ではかなり運転に必要な技術が異なることからされている分類です。

少し以前はMT車がたくさん走っていましたが、今は新車販売といえばATがほぼ全てを占めるようになっているため、若い人にはあえてMT車で免許を取ろうとは思わない人も増えてきているようです。

普通一種免許を取得するためには

普通一種免許を取得するために方法としては、「指定自動車教習所に通い、技能卒業検定に合格したのち免許センターで学科試験に合格する」という方法と「運転免許試験センターで技能試験を受験し、そこで合格をしてから学科試験を受ける」というものがあります。

バイク(自動二輪)免許でも同じように教習所を利用する場合としないで直接試験を受ける場合とがありますが、後者のいわゆる「一発試験」は大変に難易度が高く始めて免許を取得する人が合格するという確立は極めて低いものになってしまいます。

あくまでも一発試験は一度免許を交付されたものの違反などで取消にあった人のためのものなので、始めて取得をするときには教習所を利用するのがいいでしょう。