故障対応を覚悟しよう
スクーターの中でも、今人気が再燃してきているのがオールドベスパというタイプです。
オールドベスパと言えば、映画「ローマの休日」でオードリー・ヘップバーンが二人乗りをしながらローマの街を走り抜けたシーンが有名です。
ベスパ(Vespa)はイタリアのバイクメーカーですが、現在ではこのオールドベスパの生産は中止しており、かわりにライセンスをインドのバイクメーカーLMLに譲渡することで、新車のオールドベスパが日本に輸入されるようになっています。
イタリア製の本家オールドベスパもその気になってかなり細く中古バイク市場を検索すれば見つけることは可能なのですが、いかんせん古い機種であることもあり、購入後はかなりシビアな故障対応を覚悟しておいた方がよいようです。
インドLML製のオールドベスパですが、こちらはデザインを当時のままに内部の機動部を現在の交通基準に合うように作り替えているため、耐久性は高く安心して乗れるようになっています。
販売店を見つける
LMLオールドベスパは、現在日本で買える新車として125ccと150ccの二種類が用意されています。
購入する場合はインターネットで検索をしてみれば比較的簡単に販売店を見つけることができます。
検索結果にはかなりの数のVespa専門店が登場してくるので、日本においてイタリア製のバイク、とりわけヴェスパが根強い人気となっていることを教えてくれます。
色は製造年などからかなり幅が大きく、同じように見える色もよくみてみると細く色調が変えられていることにも気づきます。
中には往年のベスパファンが個人的に購入したベスパの塗装をとって、自分なりの色に塗り替えたというような品物も中古品として出まわっているのでちょっと注意をして探すようにしてください。
人気が高いのはやはり昔ながらのシルバーや、グリーン系のベスパです。
グリーンの中にも、レトロなモスグリーンからモダンなダークグリーンまで様々なバージョンがあるので、そこから好きなタイプを選ぶとよいかと思います。
ベスパの特徴はシンプルながら優れたデザイン性にあるので、基本的にどの色のものも飽きなく乗ることができるようになっています。
豆知識として付け加えれば、ベスパのデザインがされたのは1946年のイタリアでの初製造時だそうで、依頼今日まで一度も大きなモデルチェンジなしに通しているのだといいます。
素晴らしいデザインのバイクは時代や世代を超えて、多くのファンの心を獲得するものなのですね。